建築途中の物件は情報の宝庫

 

新築物件の見学では、完成済み物件だけではなく建築工事途中の物件の場合も多く、その工事の段階によって、建物の基礎や床下、壁の内側、天井裏など、完成後にはなかなか分からない内部構造の様子が見られることもあります。

ある程度の基礎知識がないと、建物構造上それが良いのか悪いのかといった判断は難しいのですが、いくつかの現場で比較することができれば、「こっちのほうが良さそうだ」と感じることはできるでしょう。

工事中の現場では清掃の様子や建材などの整理状態も確認してみましょう。必ずしもイコールではありませんが、乱雑な現場では工事そのものが雑になっていることも懸念されます。もし、タバコの吸い殻があちこちに散らばっているような現場があれば論外です。

逆に、清掃や整理整頓に目が行き届き、見学のときには監督や職人さんたちも気持ちよく迎えてくれる現場であれば、買主の存在を無視したような手抜き工事は起こりにくいでしょう。寡黙で無愛想な職人さんが素晴らしい仕事をするケースもあるでしょうが……。

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