決済当日の流れ

決済は住宅ローンを借りる金融機関の店舗内で部屋を借りて行なわれることが多く、そうでないときでも平日の昼間に行なうことが原則です。

決済前には司法書士が登記内容(第三者から登記申請がされていないかなど)の再確認を行なうほか、手堅い不動産業者は物件の現地に異常がないかどうかを確認するなど、それぞれの立場で朝から慌ただしく動いています。

新築一戸建て住宅の決済には、売主業者、仲介業者、買主、司法書士が集まるほか、金融機関の担当者も融資実行手続きのため何度か出入りをします。契約に基づく残代金の支払い、各種の清算金や負担金の支払い、さらに仲介業者に対する手数料の支払いなども行なわれます。

一方、司法書士に対しては建物に関する所有権の保存登記(すでに売主業者名義で保存登記がされている場合は移転登記)、土地に関する所有権の移転登記、住宅ローンの借り入れに伴う抵当権の設定登記の手続きを依頼(委任状を交付)します。

登記費用(登録免許税および司法書士への報酬など)は、新築分譲マンションの場合には事前の振り込みを指示されるケースも多いようですが、新築一戸建て住宅の場合には決済の場で現金にて支払うことのほうが多いでしょう。

建物の設計図書や関係書類一式などもこのときに買主へ引き渡され、最後に新居の鍵全部を受け取って決済が終了します。

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